2024.5.16# ブログ

骨の働き

こんにちは!Lotusです!

普段の生活であまり“骨”を意識することはないかもしれませんが、
トレーニングを続けていく上でも、健康的な生活を送る上でも
骨を理解しておくことはとても重要です!

今回は、骨の“働き”について詳しく説明いたします!

『體とは、骨が豊かなこと』 ※體:からだ
成人の骨は約200個(骨量は体重の約18%を占める)、15kgからなるのに対し、
誕生時においては270個と約1.4倍あり、頭蓋骨においては成人の約2倍の45個あります。

“骨”には、大きく分けて6つの役割があります!

①身体の支持
 内臓を支え、筋肉の付着位置となることによって、身体の支柱として姿勢の維持をします。

②臓器の保護
 頭蓋骨は脳、脊柱管は脊髄、胸郭は肺・心臓・食道・気管・骨盤腔は直腸・膀胱・子宮の保護をします。

③運動
 骨格系は、骨格筋の収縮により、受動的な運動をします。

④ミネラルの貯蔵
 骨は、電解質(カルシウムの99%、リンの85%が骨と歯にある)の貯蔵をします。

⑤造血作用
 胎児期における造血器官は、肝臓、脾臓・骨髄の3つですが、成長するに従って肝臓、脾臓の造血機能は弱まり、
成人では骨髄だけが造血機能を有することになります。
全ての骨に造血機能が備わっているわけではなく、成人では椎骨を除いてはそのほとんどが扁平骨となります。
造血は主に、寛骨・脊椎・胸骨・肋骨などの骨の中心部(髄腔および海綿質の小腔にある組織)と
頭頂骨・前頭骨・側頭骨・後頭骨などの頭蓋骨の造血細胞で行われます。
 赤色骨髄(red bone marrow)が造血(赤血球・白血球・血小板をつくる)及び抗体の生産を行います。
骨髄での造血が始まるのは、胎生4ヶ月ごろからといわれておりますが、長管骨では青年期以降は造血機能を失います。
造血期間の長い大腿骨でも、25歳前後でその造血機能を失うといわれています。
加齢とともに増加する黄色骨髄(yellow bone marrow)の働きにより、脂肪化して、造血作用を失います。

⑥内分泌作用
非コラーゲン性タンパク質の1種であるオステオカルシンが、
膵臓(インスリンの分泌促進)・小腸(糖の吸収促進)・筋肉(サルコペニアの抑制)・脂肪(脂肪を分解)の機能を活性化します。

このように骨は、私たちが生きていくために欠かせないものなのです!
日々健康に過ごすために身体、骨の理解も深めていき、
いつまでも元気に若々しく過ごせるようにしていきましょう!

健康づくりはボディメイクと同じです。
日々の積み重ねが大事なので、病気になってから後悔する前に
今からできることをやっていきましょう!

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